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とうとうNCの操作シリーズ最終章、加工をしていきます。見てない方は是非前回もどうぞ！

※ここ押すと前回へ

機械の前に立ち、とりあえず原点復帰してまずはじめに思ったこと。
「どうすればいいんだ……？」
というのも操作盤には数字の他に何種類ものキーボードとスイッチがあるので見た瞬間圧倒されるのです。手動とかメモリとか書いてあってもわからないです。
意地張って下手に変なスイッチ押して壊したくないので素直に上司に指示を仰ぎ、隣で上司のヒントを聞きながら機械でのデモストレーションをしたり加工の際に使う治具を作ったりしました。

画像で見ると何やらわかりにくいかもしれませんが、手前に見える黒線と赤線があるのが治具です。この上に削る前の木材を置き、吸着で固定して奥に見える様々な刃物で加工していきます。

デモストレーションで確認するとパソコン上では問題なかったけれど実際には修正すべき点などが見えてきますので、その箇所を手打ちで調整していき、そしてやっと部材の加工が始まります。機械が部材を加工している間は基本的に正しく動いていることに気を配るだけで、直接いじることはないのでその間に削った部品にペーパーをかけて表面を綺麗にするなど、手加工の作業を続けます。
同じ部品であれば加工が終わったら次の木材をセットするだけで良いので個数ぶん、しっかり数も数えて加工。なんとか大きな問題なく部品を作ることができました！

今回のNC操作は慣れていないこともあってへっぴり腰で恐る恐るといったものでしたが、何回も経験を重ねることで「何故このように動くのか？どうしたらいいのか？」がわかって余計な怖さも消えるかなと思います。

挑戦ってドキドキするけれど、色々なことを身を以て知ることができるし上手くいった時の達成感はやはり大きいですね。
とても学ぶことの多い作業でした。
NC操作シリーズは以上です！また機会があれば他の作業もレポートしていけたらなと思います。