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COLUMN

コラム

2019/04/30

致知17年03月(投稿者:マイケル竹若)

マイケル竹若です

致知2017年3月号を読みました。

ウクライナ大使の馬渕睦夫さんと上智大学名誉教授の渡部昇一さんとの対談を読みました.
内容はトランプ大統領誕生後の展望です。

以前トランプ大統領が誕生した時の、不安をブログに綴ったのですが、この対談を読んで反省しました。
自分は、単視点的にしか物事を見ていないと、おもい知らされました。

トランプ大統領誕生やイギリスEU離脱の背景を歴史、社会学的に見て語られていました。
ただ少し気になる点はグローバリズムとグローバル化の使い分けです。

「トランプ大統領誕生の背景には近年のグローバリズムに抗うナショナリズムの回帰といった見方がされています。
しかし、私はその反動の中心にアンチ・セミティズム(反ユダヤ主義)があることを見失ってはいけないと思うんです。
極端なグローバル化を支えたのはユダヤ思想だということですね。」

渡部さんの言葉(致知2017年3月号P20)ですが、グローバリズムとグローバル化という言葉が混在しています。

・グローバリズム
新自由主義にもとづくアメリカニズム(新自由主義的資本主義)
アメリカが新自由(ネオ・リベラリズム)
というイデオロギーを宣伝するため使われた言葉。

・グローバル化(グローバリゼーション)
国を超えて地球全体を一共同体としてとらえる考え方。地球主義。

という意味で同じような言葉でも意味合いが違います。

混在して語られる理由には、アメリカの価値観が日本にとっての世界基準となるように
アメリカが日本で宣伝した背景があるそうです。

ただ、この情報は、インターネットのブログから拾った情報なので信ぴょう性は確証できません。
不勉強で申し訳ありません。
ややこしいので私は、グローバルな考えを「グローバル思想」グローバルな経済を「グローバル経済」という言葉に
表現したいと思います。

話は戻りまして、トランプ大統領誕生とイギリスEU離脱
この2つの出来事の背景には、アメリカ、イギリスの白人社会がグローバル思想に反発した結果で
そのグローバル思想の背景にはユダヤ思想があるのだそうです。

ユダヤ社会はエスタブリッシュメントといって支配階級に関わりがある。
アメリカ企業や、メディア、映画などのエンターテイメント業界は
ユダヤ社会と関係があるので、グローバル思想を推し進めようとします。

グローバル思想の行きつく先は、国境をなくし世界政府が統治する社会。
トランプ大統領のやろうとしている事はその理想と真反対なので
メディアや著名人は大統領に反対する意見を言うそうです。

言われてみると、ニュース番組は口をそろえ、トランプ大統領の横暴ぶりを報道しています。
各メディアが同じ論調なのは異常な感じがします。本来は様々な意見がある方がいいと思います。

特に最近はSNSなどに書き込まれた内容を情報の裏付けをしないで拡散させたり
Wikipediaに記載された内容を丸のみして信じてしまう。
皆が同じ論調になりやすい傾向があります。

シリア移民問題も斬新で穿った意見を馬渕さんが語られていました。

「グローバル市場化の掛け声の下、国境は低くなりものとお金の行き来はかなり盛んになりました。
一つ残っているものが人間の移動の自由化なんですね。それを自由化させようというのが今シリアで起きている動きです。」
(致知2017年3月号 P24)
難民をヨーロッパに流入させることで民族主義をなくす思想があるのではとという考察がありました。

難民認定されても、新たなコミュニティーになじめなければ新たな憎悪が生まれることもあります。
そうなると、民族主義をなくすとは逆に、民族、宗教対立は深まる危険があります。
難民を無条件に受け入れることがいい事なのかわからなくなってきました。
ヒューマニズムの観点からいえば難民を無条件に受け入れるのが理想だと思いますが
理想とされる状態でも、負の側面が隠れていることをこの対談で知りました。

理想の負の側面は、コミュニケーションにもあります。
コミュニケーションの理想は仲良い状態。
しかし、仲が良い人間関係も負の側面があると思います。
仕事の愚痴を言いあい会社の士気を低めたり、私語が多く生産性が落ちる事などです。

最近はSNSの発達で、自分の同意見の人と簡単につながることができます。
そうするとSNSの中のコミュニティーが社会の多数派と錯覚を起こしてしまいます。
自らの意見が理論武装され反対意見を聴こうともしなくなります。
今は都合のいい人としかつながらない時代です。
そのことが意見を極端化させます。

雷は大気中で正の電荷と負の電化が分離することで起こります。
暫くすると帯電して雷が地上に降り注ぎます。
雷と同じようにように、社会も意見が両極端に偏ると軋轢が生まれ、断絶が起こります。
それを防ぐためには、適度に放電する必要があります。
たまには違う意見の人と意見交換することが必要です。
大きな組織が腐敗する原因は、トップの人物が耳心地のいい事しか言わない人を
身近に置くようになり会社の雰囲気や社会情勢が見えなくなることで起こります。
最近のニュースはこの腐敗臭が充満しています。
腐敗した果肉から種が大地に根をはり新たな花を咲かせることを切に願っています。

SNSといえば最近は著名人の発言や行動が一般の人に見られ拡散し
謝罪もしくは、職を失うという風潮があります。もはや監視社会です。
日本は同調圧力が強く、IT技術を通して新たな全体主義に陥る危険があります。
その同調圧力に抗うには
様々な情報、意見を取り入れ自分の言葉、視点を獲得し複眼的に物事をとらえる必要があります。

そのために、この致知のような雑誌を読むことが良い視点を獲得できるのではと思いました。

マイケル竹若でした。
以上。

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