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2019/06/30

浄土への修羅の道 浄土編(投稿者:マイケル竹若)

マイケル竹若です。
前回のブログの続きです。
これから社会で起こることから
ポジティブな要因を考察してみたいと思います。
昨今、格差社会が取り沙汰されています。
ツイッターで有名なブロガーの方の本に
書かれていた見方ですが
格差社会は先進国の中で見ると、
所得の低い世帯が
増加して広がっていますが
世界的に見れば格差解消に動いているのでは?
という見方です。
現在製造業の活動は固定費削減の為
物価が安く人件費がかからない国に
生産拠点を移していきます。
その活動は大きな眼で見ると世界的には貧困の国に
仕事を移して、人件費が上がれば次の国と
生産拠点を移す。
その企業の活動は格差解消に寄与しているのでは
言う見方です。
グローバルの企業活動が持続可能な社会を実現する目的が
あるかないかに関わらす、世界的な規模の視点で見れば
格差解消につながっている。
当然ながら先進国に住む、単純作業に従事するしかない
スキルの低い人は、所得が低くなり
生活苦に陥る人が続発します。
富の分配というより不幸の分配と言った所でしょうか
先進国に格差が広がっているのは
後進国が被っていた不幸を
共有し始めたためなのかもしれません。
日本では「働かざる者食うべからず」と言う格言がありますが
日本を含めた先進国では食べ過ぎて生活習慣病にかかる人が多い。
高カロリー、高脂質、高糖質の食べ物は寧ろ貧者の
食べ物になってます。
これからの時代は、「分け与えないもの、飽食で死す」
と言ったところでしょうか。
「働かざる者食うべからず」よりも
ヒューマニズムに溢れた格言かもしれません。
話は変わって、前回のブログではテクノロジーの進歩による
負の側面を摘示しました。
テクノロジーに関しても希望的観測を考察してみたいと思います。
日本経済が長年低迷している理由は
イノベーションが生まれ無い事と指摘されます。
その根幹を考察すると失敗を恐れる、失敗を許さない、失敗から学ばない
その3点が日本社会を縛っている。
それは、高度経済成長やバブルを経験して
その成功体験に縛られ、経験したことがないことに
チャレンジできなくなった。
心理学の実験で才能をほめるか、努力をほめるか
どちらがいいか試したという記事を見ました。
才能をほめると、成功することが至上命題になり
できることしかやらない。
逆に成功するかしないかに関わらず努力をほめると
新しい事に挑戦しようとする気概が生まれるそうです。
これまでの高度成長期のモノづくりでは
定型手仕事の労働集積型産業でした。
それは標準に従い、失敗し無い事が至上命題でした。
しかし、これからは非定型業務では誰もやったことないことを
いち早く試して、試行錯誤できる企業、人が求められます。
それは、早く試す、早く失敗をして、早く対策をして、成功する仕組みを作る
使用者側はそのことに早く対応しなければならない。
日本は技術は一流ですが、政治と、経営は三流です。
何か失敗や不祥事が起こった時、誰が犯人か誰が責任を取るのかと
言ったことに奔走し、再発防止対策、成功する仕組みづくりが二の次
になりその分が遅れに繋がります。
IT技術が発達し人工知能を活用し意思決定を最適化する
時代が来ます。
人材も、個人の潜在能力も
行動パターンや、バイタルデータ、脳波、食生活、脳の構造、DNA等の
ビッグデーターから割り出す時代が来ます。
何が言いたいかと言うと、
適材適所の採用、人員配置ができる時代
潜在的に生産性を低めている人をあぶりだしたり
権威を行使し人を服従させ、言うことを聞かせるような
マネジメントをする人を排除できるかもしれません。
自由を引き換えに、居場所が与えられる社会が訪れる
かもしれません。
ただ言えることは従来の価値観は必ず変わる
収入は苦しい事の対価である、個人は国のためにある
そういった価値観はいつかかわるかもしれません。
保守派の人や、60代ぐらいの人は個人主義の人で
国のための尽くさない人を嘆きますが、日本人が
国家を意識したのは、明治維新が起こってからです。
それまでは、国と言えば藩までの小さな範囲でしか
考えられませんでした。
今は、SDGSと言って世界規模で持続可能性を
探らなくてはいけません。
私の持論では、中国や韓国に対しヘイトのツイート
をする暇があるなら道端に落ちている
ペットボトルを拾う方が必要な国民だと思います。
昨今急にプラスチック製品削減が叫ばれていますが
今まで中国が買い取っていたプラごみが
中国が買い取らなくなり、先進国でプラごみの
行き先が無くなったためでず。
言いだけ中国の存在を否定しても
そういった依存関係が存在しています。
まるで経済的に依存する高校生が
父親にたいして、嫌悪感や憎悪を持っているような
ものに感じます。
嫌中ブログやツイートを書きながら
コンビニでの買い物でガムを買った時に
ビニール袋を断らない人より
エコバッグを使ってプラごみ削減に
協力している人の方が愛国者に映ります。
正しさというのは、何かを区切ることで
その枠内でしか通用しない幻想だと
自覚する必要があると思います。
マクロで長い目で見れば浄土化している
ように見えますが
ミクロで短期的に見れば修羅の道を
歩んでいく。
特に先進国はどこの国も修羅の道を
たどることになります。
日本は皮肉にもその最前線にいます。
持てる者がどういった振る舞いを取るかが
浄土にに抜ける道をたどるか
このまま混迷の地獄についてしまうか
が決まります。

マイケル竹若でした。

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